『男はつらいよ 葛飾立志篇』

『男はつらいよ 葛飾立志篇』(75)(2010.7.17.浅草名画座)

 久しぶりに映画館で寅さんと再会。今回は寅が樫山文枝演じる大学の助手に惚れて学問に目覚める話なのだが、東大法学部卒のインテリである山田洋次が、無学な寅が持つ滑稽さや悲しみ、そしてそれゆえのたくましさを描く二律背反が、このシリーズに深みを与えていると改めて感じた。

 個人的には、シリーズの舞台である葛飾・柴又の隣町に引っ越してきてから1年がたち、シリーズへの親しみがさらに増した。それとともに、年を取るにつれて、山田洋次の人間描写の確かさや、細かいシーンの積み重ねのうまさに気がつくようにもなった。

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