デンマークでは裁判は平服でするものなのか(映画「ある戦争」)

「ある戦争」という映画に出てくるデンマークの法廷では,裁判官でさえ平服にガウンを纏っただけ,検察官・弁護士・被告も平服だった,なぜでしょう,というご質問に対する回答になります。


海外の裁判所を見学するのが好きで,いくつか見て回ったのですが,基本的にはどこもあまり差はありませんでした。帝国主義列強の植民地だった場合には,支配国の法制が導入されるため,例えば,ケニアはイギリスに支配されていたため公用語はスワヒリ語と英語で,ナイロビの裁判所も英語表示があり,日本の裁判所に似ていました。

日本法は,明治時代にドイツ法とフランス法を参考に作られ,戦後は米国法の影響が強いと言われています。そのため,日本の裁判所は西ヨーロッパの裁判所に似たのでしょう。

台湾は日本が支配したため,法律は日本法に似ていると聞いており,台湾の裁判所も日本の裁判所と似ていました。ただ,10年以上前というのに,裁判官が当然のように法廷でパソコンを使っており,日本よりずっとシステム化が進んでいるようでした。

北欧にも行ったのですが,ストックホルムでは法廷らしきものも見つけられず,誰もいない小部屋をいくつか見ただけで,よくわからないまま帰りました(英語も通じず言葉がわかりません)。デンマークは日程が悪く,裁判所は開いていなかったのでわかりません。
裁判官で北欧の裁判所を見学した人の記事(日本裁判官ネットワーク)によると,ストックホルムでは法服を着用しないようです。

北欧は,もろもろの面で考え方が西ヨーロッパとは違いますから,裁判の考え方も違っていて不思議はありません。

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