万引き家族 2018年 2時間1分

外国で賞を獲った作品というので期待は大きかった。しかしイントロ20分で見るのをやめてしまった。レビューでは「俳優陣の演技が光る」という評価が多かった。
 ベテラン俳優の「熱演」は時として臭く感じることがある。一般の生活ではそこまでの「熱演」は不自然でしかならない。「熱演」よりは「好演」にとどめたほうがいい。一生懸命演じれば「よし」とする評価は日本映画のためにはならない。日本映画は何をやっても「芝居」の領域をでない。「やっぱり作り物」としてしか見られない作品では意味がない。
 日本人は顔が扁平なのでオーバーアクションに頼ることがあるのかもしれないが、それだけではダメなのではないか。ハリウッドでは監督たちが「自然に」ということばが口癖なのだという。日本ではベテランほど「臭い芝居」をする傾向にあるようだ。俳優陣が一番気を付けなければならないのは「外連味」のある芝居のはず。
 一方、この作品の「ダラダラ感」は何なのだろう。吉本興業の社長会見のようだ。「映画はエンターテインメント」としての意義を思い出してほしい。
 タイトルにある「万引き」という言葉にも問題がある。これは「窃盗・泥棒」であって、軽めの言葉で言い換えるには問題がある。
 1個の商品が盗まれると、利益を取り戻すには35個売らなければならないらしい。「賞をとった作品もやっている」と、窃盗することに罪悪感が薄れてしまうことを憂慮している。
 作品の描き方として「貧乏くさい」。実際の家族はこういうものかもしれないが、映画作品なので「貧乏くさい」のはNGのはず。貧乏に甘んじていても「毅然」としている、などの生き方がほしいものだ。
 

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