映画「ラ・ジュテ」

   162年に作られたフランス映画。舞台は第三次世界大戦が終わった後のパリ。放射能の汚染で生き残った人々は地下に住み、戦争の勝者は敗者を「奴隷」として、ある実験を繰り返す。

   その実験の目的は、時間を操作して被験者を未来の世界に送り込み、人類が生き延びるためのエネルギーを持ち帰ること。しかし、被験者は死ぬか発狂し、実験は成果を得ないまま、むなしく繰り返されるばかり。

   冒頭からナレーションによってクローズアップされる少年も、奴隷となって実験場所に送り込まれ、被験台に寝かされます。彼の頭には、第三次世界大戦勃発直前の、パリの空港で見たある若い女性のイメージが焼き付いています。実験の手始めに過去に送られた彼は、彼女を見つけ、近づくことに成功します。被験者の想像力の強さに満足した科学者たちは、今度は彼を本来の目的である未来に送ります。そしてそこで出会った未来人を説得して、目的のエネルギーを手に入れて目覚めます。そして・・・

    たった30分だけのモノクロ映画。画面はすべて写真で構成されています。特別な技法らしいのですが、動画は一切なく、次々に静止画像がかわるだけ。でも、少しも退屈せずに見られました。SF映画なのですが、SFらしい映像も装置もありません。それでも、いいものができる、という実験映画みたいな映画でした。
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