映画 主戦場

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去る8月25日に話題のドキュメンタリー映画「主戦場」を観てきました。

今回の作品は、ご存知の方も多いかと思いますが、日系アメリカ人監督のミキ・デザキ氏が、慰安婦問題を様々な視点から、描いたドキュメンタリー作品で、日・米・韓の論争の中心人物のインタビューから慰安婦問題をある視点から読み解いた作品です。

デザキ氏は、当初中立な形でインタビューを依頼していますが、今はネトウヨが支持する論客から訴訟を受けたり、ネトウヨから様々な誹謗、中傷、脅迫を受けています。僕自身は、この問題を慰安婦は存在しており、その時代に認められたものであっても、戦争の犠牲者となったことは間違いない事実であると受け止めており、日韓の間で賠償保障がされている点でも明確で、現在、巻き起こっている徴用工問題を発端とした日韓の関係悪化とは別の問題と考えています。また、時を同じくして巻き起こったあいちトリエンナーレでの慰安婦像展示が引き金となった「表現の不自由展・その後」の展示中止もあり、ひとつの材料として今回の映画を鑑賞しました。

なので、映画を観た上で更に動画なので流れてる主にネトウヨが支持するジャーナリストや政治家のその後に動向や批判を自分の中で冷静に受け止める時間を作り、今この映画に対する僕なりの考えを述べようと思っています。

まず、このドキュメンタリー作品は、上智大の院生であった氏のドキュメンタリー作品で上映も限定されたものでしたが、釜山国際映画祭のドキュメンタリー部門に招待されたことで、今日のような広がりになったように思います。また、右派と左派の論客のインタビューにより構成されていますが、途中から右派に対する論議の矛盾をデザキ氏が指摘始めたところで中立性を欠いているとの批判が出てきています。しかしながら、作品の中で紹介される様々な資料や登場人物の証言や意見を聞く限り、右派の意見に信憑性を欠く部分があり失笑することが多くありました。映画サイトでのレビューでも、案の定、手を変え品を変え、低評価のレビューと共に批判のレビューがありましたが、果たしてこの人たちは映画を観て批判しているのか疑問を持ちました。

この映画の結論として、安倍首相を支持する日本会議の存在について述べ結論付けています。ただし、この結論に関しては、いささか偏りすぎではと感じます。それは、果たしてこの組織がそれほどの影響力を持つか疑問に感じることが多いからです。その点においては、かつての日本会議のメンバーであった右派の論客の元一水会の鈴木国男氏もYouTubeのある番組で述べられています。ちなみに鈴木氏は、主戦場の公式サイトでコメントを寄せ、作品を評価しています。

世の中には、様々な思想信条を持つ人がいます。右派や左派、さらにリベラル派と言っても一括りにはできない一定の幅を持っています。また、映画ファンの一人として述べるとドキュメンタリー作品に中立性はなく、作り手の心は常に変化をしますし、リアリティーの中にも演出的な部分も存在します。そこにあるのは、作り手が持つテーマが重要であり、そこを読み解くところにドキュメンタリーの面白さがあります。

今回の作品は、慰安婦問題を題材にしながら、本質的なテーマが人権問題ではないかと思います。過去の歴史の検証による問題解決の奥に実は永遠のテーマと言える人権問題が強く浮かび上がったように感じました。

 

 右派の人々はネット上で、彼の経歴について批判しているが、人間には大なり小なり二面性を持っていてしかり。この作品と同列に並べること自体無意味に思えます。


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