映画 GIRL/ガール

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バレーダンサーを目指すトランスジェンダーの主人公の葛藤と苦悩を追ったヒューマンドラマ「『GIRL/ガール」を鑑賞

今回の作品は、昨年のカンヌでルーカス・ドン監督が長編デビュー作にしてカメラドール・新人賞に輝き、トランスジェンダーの主人公を演じたビクトール・ポルスターが最優秀演技賞を受賞している話題作で遅まきながら劇場で鑑賞することができました。

物語は、シングルファーザーの父の支援で、名門バレー学校の門を叩き入学することとなったララが、バレリーナの道を目指しながら性転換手術を受けるための準備をすすめ、バレリーナとしての夢を掴もうとレッスンに励む日々を追ったもので、トランスジェンダーとしての葛藤と苦悩を細やかに描いています。

性転換へのプログラムが進んでいるベルギー社会であっても、世間の好奇の目は少なからずあり、年の離れた弟へのイジメやルームメイトの嫉妬や嫌がらせなどを受ける中で、ララの早く生まれ変わりたい思いが、過酷な練習へと追い込み心身ともに受ける痛みがスクリーンを覆うように描かれ、主人公の苦悩がひしひしと伝わってきます。そして想像を超えるラストが衝撃的でした。

ルーカス・ドン監督は若干28歳の若さで、これほどまでに深い作品を作り上げたことに感服し、この作品が初演技のビクトール・ポルスターの性を超えた美しさと観る者に深く刻まれる迫真の演技に息を呑みました。

美しさと感動をもたらすバレー映画の名作は過去に数多くありますが、この映画はバレーをテーマにしながら単なる成功物語を超えた様々なテーマに満ち満ちた素晴らしい作品です。


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