映画の口コミ・評価をまとめたランキングサイトです。
Blog

眠狂四郎殺法帖

眠狂四郎殺法帖

眠狂四郎殺法帖

71rnqP7jNIL._SY445_

WOWOW録画の鑑賞。
監督 田中徳三
脚本 星川清司
原作 柴田錬三郎
企画 辻久一
音楽 小杉太一郎
撮影 牧浦地志
編集 山田弘
美術 内藤昭
録音 奥村雅弘
照明 中岡源権
出演 市川雷蔵、中村玉緒、城健三郎、小林勝彦、扇町景子、真城千都世、沢村宗之介、伊達三郎、高見国一、荒木忍、木村玄
82分
配給 大映
公開日 1963年11月2日

勝新太郎と並ぶ大映のトップスターとして大映の屋台骨として支えていた市川雷蔵。惜しくも1969年7月17日に肝臓がんのため37歳という若さでこの世を去った。その2年後に大映が倒産したことから、いかに彼の映画が大映を支えていたかがわかる。
雷蔵が死んで今年でちょうど50年。WOWOWではそれを記念して雷蔵の代表作ともいえる『眠狂四郎シリーズ』全作を放映した。
本作はその記念すべき第一作である。

「週刊新潮」に連載された『眠狂四郎』は1950年代に鶴田浩二主演で東宝で映画化されていたが、ヒットせず、3本映画化されて打ち切りとなった。
大映の監督であった田中徳三は雷蔵主演でぜひとも撮りたいと自ら企画し監督にあたった。
田中徳三という人はプログラムピクチャーの申し子のような人で、作家というよりも職人だった人だ。
映画から離れてからは、テレビドラマの時代劇でよくその名を目にした人だ。

ニヒルの代名詞のような眠狂四郎。この1作目ではニヒルさを懸命に出そうと演技していた雷蔵だが、残念ながらまだキャラクターは完成には至らなかった。
一つには、ヒロインである中村玉緒との恋愛の話があったことがある。やはり孤高の剣士、虚無の剣客にとって女性との恋愛はそのステータスをおとすことになる。

本作では若山富三郎こと城健三朗が狂四郎のライバルとして登場した。これが剣士ではなく中国名の僧で、少林寺拳法を得意とするキャラだった。そのため、クライマックスの対決シーンは、刀対拳という異色の対決となった。1作目からこの異色さはちょっといただけなかった。やはり初めての狂四郎の活躍は剣対剣で観たかった。

眠狂四郎といえば円月殺法が代名詞となる必殺技。本作ではそれが生み出されるシーンがあった。しかし、後年のきらめくような刀の映像はまだなくて、ただ剣で円を描いただけだった。

全体的に暗い色調の映像であり、無常観をだそうとするあまり暗さにこだわってしまった感がある。

敵役もそれほど強くなく、シリーズいてはまだ手探りという印象が強かった。

<あらすじ>
狂四郎(市川雷蔵)が“巣”と呼んでいる大川端の船宿喜多川に赴く途中、手裏剣の襲撃をうけた。闇の中に姿を溶かしているのは伊賀者と知れた。迫る刺客を斬りすてたものの、ついに一人捨丸(高見国一)という小男を逃がした。冷たく無表情な顔が、常盤津の師匠文字若(真城千都世)の離れに移ったのはそれから数日後のことであった。そこで加賀前田藩の奥女中千佐(中村玉緒)の訪問をうけ、命をつけ狙う唐人陳孫(城健三朗)から護ってくれるよう依頼された。指定の清香寺に出向いた狂四郎は、意外にも陳孫から千佐が前田藩の間者であることを知らされた。怒った狂四郎は千佐を前に前田藩のからくりをあばいた。すなわち、前田藩主(沢村宗之介)は豪商銭屋五兵衛(伊達三郎)と結んで大規模な密貿易を働いて巨富を築いた。しかし公儀への発覚を恐れ銭屋一族を処断し、復讐を企む銭屋の仲間の陳孫を抹殺するために、狂四郎に近づけたというのだ。全てをみやぶられた千佐は拒絶の姿勢を崩して狂四郎を誘ったが、狂四郎の胸の内は唯人間を品物同様に利用する者への憤りだけがあった。又も陳孫に誘われて河口迄来た狂四郎は、そこに死んだはずの五兵衛を見て鷺いた。しかも金銭をつんで協力を要請した。狂四郎の虚無な眼はそれをうけながしたが、それを予期した陣孫は千佐を拉致し去った。前田侯にバカ気た茶番の決着をつけるよう迫る狂四郎は、江戸表から金沢へと追った。金沢には、千佐の出現以来狂四郎につきまとう槍丸が千佐の居場所とつきとめて待っていた。陳孫の許を脱出した千佐は九谷焼を営む蔵六の家に身を寄せて狂四郎を待っていた。又捨丸は前田家の命運を動かし、密貿易に絡む文書を秘めた碧玉の仏像の所在を探っていた。陳孫から奪った木筥は狂四郎の手に渡った。対い合う陳孫と狂四郎を捨丸が救い勝負はおあずけとなった。狂四郎は小筥をはさんで、千佐の出生の秘密を語った。前田侯は千佐の実父であり、母は出家しているという。北の海に面した砂丘の尼寺に馳けつけた千佐と狂四郎の見たのは、絞殺された尼僧の姿だった。陳孫と五兵衛のしわざだ。円月殺法と小林寺拳法の対決の時が来たのだ。

mqdefault


コメント

コメントフォーム


評価する

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット



引用元はこちらです。記事に関するご質問は引用元へお問い合わせください。http://blog.livedoor.jp/sinumadeni-mitaieiga/archives/19538248.html


人気ブログランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

カテゴリー

PAGETOP
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.
Translate »