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鑑定士と顔のない依頼人

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鑑定士と顔のない依頼人

◇ジュゼッペ・トルナトーレ監督

◆ジェフリー・ラッシュ、ジム・スタージェス、シルヴィア・ホークス、ドナルド・サザーランド、フィリップ・ジャクソン、ダーモット・クロウリー

 

 『鑑定士と顔のない依頼人』(2013年、イタリア製作)は、『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品で、華麗な美術映画であり、同時にミステリアスなコンフィデンス・ゲームの映画でもある。

物語の舞台は特定されておらず、最初はローマのような感じだが、最後はロンドンとプラハで締め括られる。

ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)は美術品の競売人(オークショニア)だが、美術品の鑑定士という仕事も持った初老の男である。

「鑑定士と顔のない依頼人」1彼は真贋を見分ける天才的な鑑識眼を持っており、そのために名声は築いたが、極度の潔癖症で老年期に入った現在まで生身の女性に触れたことがない。

だが彼は密かに女性の肖像画ばかり収集しており、何百点とも知れないそれら古今の名作収集品を四囲の壁いっぱいに飾った秘密の部屋を持ち、ソファに座ってそれらを眺めて悦に入っている。

そんなヴァージルに奇妙な依頼が来た。クレアと名乗る若い女性の声で電話がかかり、両親が亡くなりヴィラに遺された古い家具や美術品の一部を売りたいので査定してほしいと言うのである。

クレアは、しかし、一方的に電話をかけて来るだけで決して姿を現さず、ヴァージルがヴィラへ査定に行っても両親の執事だった老人が応対し、契約を交わす段になっても携帯電話で「テーブルの上に置いておいてくれれば、どんな条件でも署名する」と言うだけなのだ。

「鑑定士と顔のない依頼人」3誇り高いヴァージルは立腹するが、ヴィラの地下室で拾った古い美術品の欠片らしい歯車に気を惹かれ、クレアとの交渉にのめり込んでいく。

ヴァージルはその歯車を、どんな機械でも修理する若い修理店主ロバートの許へ持ち込み、それが18世紀の自動人形の部品らしいと見当をつける。

一方、クレアは「少女時代のある事件以来、広場恐怖症に罹って部屋を一歩も出ずに暮らしている」とヴァージルに説明したが、そのことにも好奇心を持った彼は、策を講じてクレアが部屋から出てくる姿をのぞき見し、若いクレアにある欲望を感じた。

ヴァージルはクレアに接近するため彼女との交渉をロバートに逐一話して相談するようになる。

──こういう謎めいた展開なのだが、結論を言うと、ヴァージルはついにクレアと肉体の交渉を持つに至り、ある日、帰宅して秘密の部屋に入ると壁いっぱいの収集品が全て無くなっていた。クレアとロバートが組んだコンフィデンス・ゲームにしてやられたのである。

ヴァージルはショックで痴呆老人に成り果てた。展開自体が非常に不自然だし、名作とか傑作とかの域には遠い作品だが、意外に面白く観ることができた。

☆☆☆


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