19-222「新聞記者」(日本)

この国の民主主義は形だけだ
 日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育った東都新聞社会部の若手記者・吉岡エリカは、記者会見でただ一人鋭い質問を繰り返し、官邸への遠慮が蔓延する記者クラブの中で厄介者扱いされるばかりか、社内でも異端視されていた。
 そんなある日、社会部に大学新設計画に関する極秘情報が記された匿名FAXが届き、吉岡は上司の陣野から調査を任される。やがて内閣府の神崎という人物が浮上してくるが、その矢先、当の神崎が自殺してしまう。
 神崎の死に疑問を抱いた吉岡は、やがて同じようにかつての上司であった神崎の死に疑問を持つ内閣情報調査室(内調)の若手エリート、杉原拓海と巡り会うのだったが。(「allcinema」より)

 日本の政治の裏側で、情報操作を行っている内閣情報調査室。

 そこで働いている杉原拓海は、スクープ記者のような仕事や、嘘の情報をマスコミに流すような仕事に疑問を持っている。

 そんな中、東都新聞に大学新設計画に関する極秘情報がFAXで届き、吉岡エリカがその調査を任される。

 もしかすると、このFAXは杉原が流したのではないかなと思ったりもしたが、話が進んでいくうちにそうではないことが判り、やがて杉原のかつての上司であった神崎が浮上してくる。

 しかし、神崎は自殺してしまい、その死に疑問を持つ杉原は、同じく神崎の死に疑問を抱いた吉岡と共に調べを進め、やがて衝撃の真実に突き当たる。

 
 現政権に対し、不都合なことは情報操作によって歪めてしまおうという内閣情報調査室の姿に驚かされる。

 そして、報道の自由を訴えるはずの新聞社にも圧力をかけたり、記事が捏造であるという話まででっち上げる。

 事実云々は別として、なかなか恐ろしくも面白い話であったな。

 そして様々な圧力にも負けず、調査を続け、隠されていた真実を世にさらそうとする吉岡と杉原。

 展開としては権力に対して立ち向かうという感じで、二人に肩入れしてしまう。

 溜飲下げる話かと思ったら、神崎の死の原因は思わぬもの。

 エンターテインメント的な面白さと恐怖を感じる社会派サスペンス。

 ラストは、この後どうなっていくのか非常に気になる終わりだったな。

 
 吉岡を演じたのが、「怪しい彼女」「少女は悪魔を待ちわびて」の韓国人女優、シム・ウンギョン。
 日本語の台詞は悪くなかったし、英語は話せど、韓国語を話すシーンはなかったかな。

 10月公開の作品にも出演しており、日本で活動するのかな。

/5

監督:藤井道人
出演:シム・ウンギョン、松坂桃李、本田翼、岡山天音、郭智博、長田成哉
   宮野陽名、高橋努、西田尚美、高橋和也、北村有起哉、田中哲司
於:角川シネマ有楽町<!–

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