19-225「ドッグマン」(イタリア・フランス)

かわいいワンちゃん、これが欲しいか
 犬をこよなく愛する男マルチェロは、静かな海辺の町で犬のトリミングサロンを営んでいた。今は独り身ながら、別れた妻子とも良好な関係が続いていて、それなりに幸せな日々を送っていた。
 しかし気弱でお人好しの彼は、粗暴で地元の厄介者シモーネに付け入られ、たびたび彼の悪事を手伝わされていた。
 シモーネの暴力に怯え、関係を断ち切れないまま、ついには取り返しのつかない事態を招いてしまうマルチェロだったが。(「allcinema」より)

 イタリアの海辺の寂れた町で犬のトリミングサロンを営んでいるマルチェロ。

 地元の仲間とサッカーを楽しんだり、別れた妻との間の娘とも仲良く過ごしたりしている。

 温厚な男であるが、地元の人々の間では厄介者とされている暴力的な男、シモーネとの関係を断ち切れずにいる。

 温厚でお人好しではあるが、小心者でもあるマルチェロは、シモーネの悪事を強引に手伝わされ、それを断りきれない。

 そうこうしているうちに、シモーネが更なる事件を起こし、マルチェロは窮地に立たされることになる。

 
 ある家に強盗に入ったシモーネたちが、その家にいた犬を冷凍庫に入れてしまったことを知ったマルチェロは、家に取って返し、犬を助ける。
 優しさを見せる中で、家の人間に見つかり、窮地に立たされるかと思わされる。
 
 まるでシモーネに飼われている犬のように、命令されたことを実行してしまうマルチェロ。 

 判りはするものの関係が断ち切れないマルチェロの優柔不断さに多少イライラさせられるところも。

 最終的にマルチェロがこの関係を絶つために行動を起こすのだろうなとは思う。

 もしかするとサロンで預かっている犬たちに襲わせ、食べさせるのかと思ったりもしたが、さすがにそういう展開にはならなかったな。

 シモーネの悪事に誘われるがままにしていたマルチェロは、ついに窮地に立たされてしまう。

 それでも、シモーネをかばってしまう。

 大きな代償を払うことになってしまうマルチェロは、ついに意を決して行動に出る。

 
 ラストは何となく予測出来た展開ではあったが、それでもマルチェロにとっては何も残らない、虚しさのあるものだったな。

 マルチェロの行き着く先が興味深い展開の作品であった。

/5

監督:マッテオ・ガローネ
出演:マルチェロ・フォンテ、エドアルド・ペッシェ、アダモ・ディオジーニ
   フランチェスコ・アクアローリ、アリダ・カラブリア、ラウラ・ピッツィラーニ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷<!–

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